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服のお貸し屋さん、はじめました
日和スタイル
April 13 2016

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かつてはセレクトショップや古着店が立ち並び、

若者達の憧れのファッションストリートだった「富貴丁通り」。

そんな歴史と文脈を持つこの通りから、

全く新しい「衣」との付き合い方を提案するお店がひっそりと産声を上げた。

 

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日和キッチンの二階にお店を構える、服のお貸し屋こと「日和スタイル」。

以前の記事で改装中の店内を取材させていただいていたが、

この度ついにオープンしたという話を伺い再びお邪魔させていただくことにした。

 

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例のごとく、急な階段をギシギシと音を立てながら上がっていくと、

そこには以前訪ねたときの改装中のそれとは見違える程の空間が広がっていた。

100年以上の歴史が刻まれた壁や床、その中にたたずむ現代デザインが凝縮された服達。

そのコントラストが、窓から差し込む光の中に浮かび上がる。

 

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ここに並ぶ服は全てお裾分けしていただいたものなのだとか。

 

どういうことか。

 

思い出で染まった服というものはどうしても手放せないもの。

そんな箪笥の中で眠ったままになっている服をお借りし、必要な誰かにお貸しする。

箪笥をお裾分けいただき、お裾分けする。

それがお貸し屋、日和スタイル。

 

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それぞれの服には、箪笥主のプロフィールと服との思い出が綴られている。

 

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思い出とともについたしわや小傷、色褪せ、日焼け。

それが、まるで服が生きているかのようなリアリティを持たせ、

単なるモノとしての服と対面しているという心持ではいられなくなる。

 

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服を借りられるサービスというのは一年ほど前よりアパレル業界内で注目を集め、

相次いでスタートアップが登場したことで話題となった。

 

それらは、月額料金を支払うことでブランド服やスタイリストがコーディネートした服を

レンタルできるという超便利で超イケてるサービスなのだが、

日和スタイルの提案はそれとは一線を画する。

 

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一着の服という文脈に編みこまれていく箪笥主とお客さんと、そして日和スタイルとの関係性。

それこそが、ブランド服、ファストファッション、古着、月額レンタルサービス、

そのどれとも違う服との付き合い方と価値観に気づかせてくれる。

 

 

■まきじんコメント

 

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富貴庁通り、久々に歩いたら面白そうなお店だらけになっててびっくりしました。

今回行った日和スタイルは、階段を登った瞬間から出会いだらけ。

お店に置いてあるもの全てに物語があって、

それらが絶妙なバランスで調和してる素敵な空間でした。

今まで一点ものやリメイクのお洋服には手が届かない雰囲気があったけれど、

こんなに身近でしかもレンタルなのでどんどん試せちゃう。

特別な日にこだわりの服を着たい方、

昔の服をもて余してる方、

レトロ好きの方、

要チェックです!

 

 

「日和スタイル」

 

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Address |宮城県石巻市桃生郡神取屋敷67

Tel |090-8255-2702

Facebook | https://www.facebook.com/hiyoristyle20160402/

Model | Akiho

Write | Takeo Matsubayashi

Photo | Yu Shimawaki

 

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