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廃棄品を世界で1つだけの服に
「タムタムと、めぐるトワル」
March 20 2017

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石巻のまちなかから桃生の古民家へお引越しした日和スタイル。

3月初旬の風が穏やかな日、ここでとあるワークショップが開催された。

 

「タムタムと、めぐるトワル」

 

 

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トワルとは、洋服を製作する過程でデザインやシルエットを見るために作られる、真っ白の

型。洋服が完成してしまったら廃棄されてしまうという。今回はそのトワルをキャンバスに

して自分だけの服を作ってしまおうというワークショップ。

 

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タイトルについている「タムタム」は、仙台にある福祉施設の多夢多夢舎中村工房から。

メンバーが自由に「まる」を描くことから始まった「tam tam dot」というブランドを立ち

上げ、カフェやギャラリーを運営している。そんな多夢多夢舎のメンバーと一緒に作品を

完成させていく。

 

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企画者はフォトグラファーの中村紋子さん。通称、もんちゃん。写真家として活動していく

中で、様々な芸術作品を見てきた中村さん。ある時、障がいをもつ方がキャンバスをこれで

もか、というほど自由に使う姿に心を奪われた。障がいがある人たちとアートな取り組みを

たいと考えていたとき、知り合いからトワル再利用の話があり、多夢多夢舎とのコラボが

実現した。

 

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今回は羊毛作家、渡辺泰子さんのワークショップも同時開催。ころんと丸めた羊毛、透ける

ように薄く伸ばした羊毛を使って、トワルに新たな世界を加えていく。渡辺さんの羊毛作品

「日常に潜む生き物」も見守っている

 

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あちらでは周りの音も聞こえないほど集中して、

 

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こちらではおしゃべりしながら。自由に、好きな色で、思い浮かんだ通りに。障がいがある

人もない人も、世界にたった1つ、自分だけの作品を作っていく。

 

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最後には完成したトワルを着て記念撮影。駅の名前をひたすら書き連ねた作品や、端切れを

たくさん貼り付けた作品、漢字を力強く大胆に書いた作品など、作る人によって全く違う、

それぞれの個性が描かれた洋服となった。

 

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日和スタイルでは、多夢多夢舎でこれまで作ったトワル作品と、羊毛作家渡辺さんの作品を

4/1まで展示している。

 

「日和スタイル」

open| 木・金・土  11:00〜17:00

address|宮城県石巻市桃生郡神取屋敷67

Photowrite|Akiho Sato

Edit|Yu Shimawaki