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男気あふれる食事処は出汁が効いた丁寧な味付け
楓楸栞(ふうしゅうかん)
June 07 2017

 

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ときおり訪れる「無性に唐揚げが食べたくなる期」、

そんなときに行ってみてほしいのが「楓楸栞(ふうしゅうかん)」です。

オレンジ色の暖簾が映えるシックな店構え。

 

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知る人ぞ知る人気店は、今年の4月に引越しをしました。

引越し先は県道を渡って少し西側、大街道小学校の横。

 

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暖簾をくぐると、テーブル席・カウンター席・座敷席が。

 

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いざ、唐揚げを注文しましょう。

メニューを開くとそこには「塩味」と「甘味」!?

甘い唐揚げ…気になります。

でも普通にしょっぱい唐揚げも食べたいし……。という方、

両方が味わえるハーフ&ハーフメニューもあるのでご安心を。

 

 

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ゴツっとした唐揚げをかじると、ジュワッとあふれ出す鶏肉の甘みと肉汁。

塩味は飽きのこない味わい、甘味はお出汁が効いた「そうくるか…!」という味わい。

 

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なんだか癖になりそう。

 

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そしてこちらも。

楓楸栞=唐揚げというイメージが強いですが、ファンから人気なのが「ぷんぞ〜ラーメン」。

器の底が透けて見える透明のスープからは、お出汁がしっかりと香ります。

スープも全部飲めちゃうくらいあっさり。

するりとお腹に入ります。

 

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カウンター席の向こうを覗くと、調理場には男らしい背中が。

この背中の持ち主が楓楸栞の店主、神野文寿さん。

通称、ぷんぞ〜さん。

声に出して呼んでみたくなりますね、ぷんぞ~さん。

 

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強面な風貌にファンシーな通称というギャップを持つぷんぞ〜さん。

震災前は仕出し屋さんで働いていました。

お出汁が効いた飽きのこないすっきりした味はこれまでの経験に裏打ちされたもの。

日本料理仕込みの丁寧な味付けがされた唐揚げはここでしか味わえない。

 

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「楓楸栞」という名前はぷんぞ〜さんの娘さん3姉妹の名前を合わせたもの。

 

震災で自宅・仕事を失い、「仕出し屋の経験を生かして飲食店をしたい!」と思いながら、

なかなか決意できずにいた時も、背中を押してくれたのは家族や周りの仲間でした。

 

2012年4月、旧北上川沿いにお店をオープン。

積極的なボランティア参加やイベント出店で着実に増えていくファン。

いまや数々の大物アーティストが訪れる人気店に。

そこから約5年で店舗兼住宅を再建しました。

 

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元々バンドを組んでいたというぷんぞ〜さん。

新店舗にはライブができるステージやスポットライトを設置したり、

津波の被害にあった自宅に残っていたタイルを使用するなどのこだわりが詰まっています。

そんな新店舗を設計したのは、旧店舗からの常連さん。

 

 

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「何かしようとするといつも周りが心配してくれて、色々な人に助けてもらっています。」

とぷんぞ〜さん。

「神野さんは男気があって格好良くて、その人柄に惹かれて常連になる人が多いんです。」

と常連さん。

 

楓楸栞の人気の秘訣は、経験が活かされた丁寧な味と、店主さんの人柄でした。

 

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「みんな揚げ物上手くならなくていいよ。ウチきたら美味しい唐揚げ食えるから。」

 

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「楓楸栞」

address| 石巻市大街道東4丁目5-47

open|昼 11:00〜14:00(LO 13:45)

    夜 18:00〜21:00(LO21:00)

   月・第3日曜定休

tel|0225-24-8533

url|https://www.facebook.com/fushukan

model|Shiho

photowrite|Sato Akiho

edit|シマワキ ユウ