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草、花、生き物、みんなが集う桃生の古民家カフェ
くさかんむりカフェ
June 27 2017

昔ながらの立派な造りの家やお店が立ち並ぶ、桃生(ものう)町神取。

東浜街道沿いに、ジブリの世界に来たような古民家カフェ「くさかんむり cafe」があります。

 

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時間の積み重ねを感じさせる木の門がくさかんむりcafeの入り口。

奥から聞こえてくる鳥の鳴き声。

くぐり抜ける瞬間、物語の中に入っていくようで、どきどきします。

 

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庭の家屋に沿って道なりに進んでいくとお店の入り口が。

周りに置かれている古道具たちは、自分の場所を居心地良さそうにしています。

 

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さて、お店に入って注文をしましょう。

メニューはこのような感じ。

雑貨やお持ち帰り用の紅茶の葉やコーヒーも販売してます。

 

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いちばん人気のメニューはこちら、キャロットケーキ。

なんとケーキからニンジンの葉っぱ…ではなくパセリでした。

ニンジンになりすましているかのような姿が可愛らしい。

バターたっぷりの生地に、くるみのザクザクした食感とクリームチーズ。

見た目、香り、味、食感。どれもイキイキしていて食べていると楽しくなる。

 

一緒に頼んだドリンクはスパイスティー。

ジンジャーの香り、後味はすっきり。体の内側から温まる。

 

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瓶にびっしりと詰められたスパイスナッツは、くさかんむり特製。

店主が調合したスパイスとお砂糖の甘みがナッツに絡みついてクセになる味。

 

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くさかんむりcafeの店主の鈴木 蘭 さん。

お店について、からからと明るくお話してくださいました。

 

 

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「昔から『おばあちゃんになったら森の中でカフェをしたい!』と漠然と考えていました。

 ジブリの世界に出てくるような。でも、震災が起きた時に、別におばあちゃんになった

 後じゃなくてもいいな。今やってみようって。」

 

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そこで、ずっと気になっていた地元・桃生の古民家を借り、店内をDIYで改装。

もともと雑貨店で働いていたという蘭さん。家具や食器などにもこだわりながらも、

古民家の雰囲気を残した落ち着きのある空間を作り上げました。

この場所での時間はゆっくり流れていきます。

 

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店名の「くさかんむり」は自身の名前である「蘭」の草冠と、庭の豊かな自然から命名。

店内にもあちらこちらに植物が。

 

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くさかんむりcafeではオープンの翌年から毎年「くさフェス」を開催しています。

音楽やアート作品、アクセサリーやお野菜などの物販、そして食。

内容盛りだくさんのイベントは、子供からお年寄りまで一緒に楽しめます。

 

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「どうしてカフェでフェスを?」と聞くと、「桃生町を有名にしたくて。」と蘭さん。

「手仕事やアートを発信していく場所、人の集まる場所を作りたかったんです。そして、

 意識が高い若者だけじゃなくて、地域のおじいちゃんおばあちゃんにも知ってほしくて。」

 

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くさかんむりcafeを地元である桃生町にオープンしたのもそうした想いから。

くさフェス出店者も、蘭さんが「好き!知ってほしい!」と思った方たちを集めたそう。

 

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そうした活動や人柄、店内の雰囲気が魅力でお店には老若男女問わず「お茶っこ飲み」に。

噂を聞きつけて遠方から訪れるお客さんも多いのだとか。

 

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街から少し離れた桃生で、桃生のためにふんばること。

くさかんむりという名前のカフェはその根っこをじわじわと伸ばしていたのでした。

 

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「くさかんむりcafe」

address|石巻市桃生町神取字屋敷67

open|木・金・土 am11:00~pm18:00

web|http://kusakanmuri-cafe.wix.com/monou

tel|0225-76-6737

Photo write|Akiho Sato

Edit|シマワキ ユウ