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居酒屋の原点ここにあり
大衆居酒屋スイスイ
February 17 2017

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石巻駅から日和山方面へ徒歩10分。日活パール劇場の向かいに光るピンク色の電光看板。

その店の名は『大衆居酒屋スイスイ』

 

以前は橋通りCOMMONで営業していたが、2016年11月からこちらへ移転し、新店舗での

営業をスタートさせたばかりだ。

 

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テーブル席が2つの8席、座敷カウンター 4席、立ち飲み席約10席ほどの店内は、アジアン

テイストのような、はたまた昭和レトロのような、遊びが詰まった異空間。

無国籍の世界に迷い込んだような新鮮な驚きに、ついつい店内を隅々まで見渡してしまう。

聞けば内装は店主と常連客によるDIYによるもの。どこか温かみが感じられるのも頷ける。

 

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いきなり目に飛び込んでくるのは、ズラリと並んだ日本酒や焼酎、泡盛などの銘酒の数々。

全国各地から厳選したものばかり。銘柄を取り揃えたビールは入り口近くの冷蔵庫に陳列。

常連客の「ビールもらったよ!」と自ら取り出すスタイルが定番となっている。

 

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フードメニューは、タイ料理をテーマにした自由奔放な創作料理が中心。そのほとんどが、

300円~650円と大変リーズナブル。気軽にいろんな味を楽しめるのも魅力的だ。

 

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一番人気は、こちらの『パッタイ』650円。ナンプラーやオイスターソース、タマリンド

などの調味料が深いコクを生み出し、モチモチとした平たい麺に絡んで箸が止まらない

止まらない…。

 

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続いて『タイで食べたカレー』600円。卵が入ったふんわり優しいカレーで辛さもマイルド。

肉や野菜がふんだんに使用されており、ボリューム満点。

 

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他にも『ちぢみほうれん草とサラミ炒め』『小松菜と生のり和え』など、酒のツマミに

もってこいのドンピシャな品々が、驚きの300円…⁈

 

 

まさに酒好きなら毎日でも通いたくなる店だが、店内はそんな常連客で連日大賑わい。

そんな店内を一人で切り盛りしている店主がこの方、岡内友里(おかうちゆり)。

年上からは「ゆりちゃん」年下からは「ゆり姉」と呼ばれ親しまれている。

 

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大阪出身の彼女はいつでも自然体で、力の抜けた関西弁で、スッと場の緊張を解いてくれる。

店を始めるにあたってのモットーを聞くと、「移住者が多い石巻で、人と人が繋がって、

輪が広がっていく場を作りたかった」と。大阪にあるような、安くて気軽に入れる店を目指

しているという。

 

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実際、取材中にも一人…また一人と来店客が後を絶たず、あっという間に満席状態に。

見知らぬ客同士もいつの間にか会話が弾み、店内には笑い声が溢れていた。

 

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安くておいしいツマミでうまい酒を飲みながら仲間との楽しい会話。居心地の良い空間で

お酒も回り、まるでスーイスイと泳いでいるかのように身を委ねられる場所。

ここには居酒屋の原点がありそうである。

 

「大衆居酒屋 スイスイ」

open| 水〜日 17:00~23:30 L.O. 

これまでスイスイは月・火を定休日としていたが、2月から「四季彩食 いまむら」の料理人、

佐藤さんが営業を行っている。メニューは角煮丼、さば味噌煮定食など

open| 月・火 11:00〜20:00

address|宮城県石巻市中央1丁目4ー3

Write|Yukari
Photo|Akiho Sato